「毎日違う服を着なければ!」と思い込んでいる人は少なくないかと思います。特に女性に多いのではないでしょうか。私自身、その呪いにかかり、私服校だった高校に始まり、大学、社会人と大量の服に埋もれて過ごしてきました。
着回しを重視して、安い服をたくさん買う…そうするとクローゼットは微妙な服だらけに。結果、毎日「何を着ていいかわからない」と悩んで、時間切れで変なスタイルで外出……という日々でした。
あるとき、お腹の底から「身軽になりたい!!」と思い、服も含めて家中のモノを猛烈に減らしはじめました。家具、本、食器、そして服…。何年も前に買ったくたびれた服、いつか着るかも?と思いとっておいた大量の服を手放しました。ゴミ袋何袋分もの服を処分した結果、クローゼットに風の通り道ができました。そして気付いたこと。「あんなにたくさん持っていたときより、服選びに迷わない」ということでした。
服も少なくなり、いつも同じ服を着るようになりましたが、意外や意外、周りの人からより、褒められるようになりました。いつも似たような服を着て、きたきりすずめと言われかねないとびくびくしていたのですが、思ったより他人は自分の服に注目していないことがわかりました。それよりも、自分に似合ったスタイルのほうが印象に残るようでした。
平日5日、毎日違うコーディネートで変化を出すより、たった2つの組み合わせを1日置きに着たほうがおしゃれに思われるという不思議。